函館の気になる話題(2)

函館の気になる話題

函館圏の実情



前号では函館は魅力度ランキングNO1に輝くほどエキゾチックな町と紹介。
ここでは観光より函館圏の人口を中心として七飯町の統計資料を紹介したいと思います。
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出典=七飯町都市計画区域外の地域別人口 14~15ページ

函館市も令和5年6月には「函館市人口減少対策本部」を設置し、市長[1]を中心に部局を超えた取り組みを展開中。
[1]=大泉市長(2025年8月現)

函館は魅力度ランキングNO1に輝くほどエキゾチックな町ではありますが
幸福度ランキング等の住み続けたい町での評価はどうかというと
調査結果は以下の通り
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出典=街の幸福度 自治体ランキング<全国版>
350位と低いランキング

この指摘はどこの調査会社でも以前から指摘されている問題点でもあります。
特に西部地区などはこの傾向が強いように感じられます。

  • 青函トンネル開通で連絡船が北海道の玄関口の役割を終了
  • 北洋漁業の衰退=港湾関係・製網船具・水産加工関係の衰退
  • 函館どつくの規模の縮小

旧国鉄・ドックの人員削減&製網船具の店の閉鎖・加工場の倒産の現象等で
地元住民に対する商店街の減少・娯楽施設の減少として現れ
観光客目線での評価と地元住民目線のギャップとして評価されている

函館市としての人の減少は地域間移動にあり、移動分布としては
北洋漁業の衰退を1例と見てみると
独航船が各地から函館港に集結して一斉に出漁(港が一番活気があった時期です)
独航船の乗組員がもらうお金は封筒に入っているがその封筒が厚さがあり
封筒が立つ位、高額とまことしやかに言われたほど、羽振りが良かった時期でもあり
歌の歌詞にもなったほどの十字街・松風町が賑わったものです。

北洋漁業がなくなると、松風町(駅前方面)の人の流れも止まり、
映画界の斜陽・**横町と言われる歓楽街の衰退などで
人の動きが五稜郭方面へと移動
函館市民も中心街が五稜郭と意識する中
他の要因としては、亀田との合併&モータリーゼションと産業道路整備も欠かせないものです。

函館の気になる話題(2)は現在も加筆・訂正中です

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